番外編・サイクリング日記(1979)


これは、わたしが中学3年生当時(1979年)に、クラスの班ノート(!)に書いた
サイクリング日記である。

多少気恥ずかしいが、ロードマン使用時の雰囲気を伝えたいがために載せてみた。

なお、以下は14歳のときの、わたしの文章そのままである。

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1979年5月3日

 「軽く走った岩国、錦帯橋」

僕はHeavy Dynamic C.C.のメンバーである。
5月3日、今日のランは広島からR2を南下し、岩国、錦帯橋へ、
約90kmあまりの短い、自まんもできない短いコースをとった。
僕たち学生にとっては、あまりにも時間がなさすぎるのである。

・5月2日---急に明日のランが決まり、夜、愛車の調整をする。
ちょっとボトルゲージのぐわいが悪いので、はずし、明日のランは
ボトルを持たずに行くことにする。
明日は早いので、気持を落ち着かせて11時就寝。

・5月3日---朝6時起床、したくを整えて7時15分出発。
今日は下はテニジャー(テニス部のジャージ)に、上はテニウェアーの上に
薄手のトレーナーを着て、つっぱり兄ちゃん(腕まくり)をしている。
予定では錦帯橋に9時15分着。45分休憩して、あっちを10時に出発。
12時に広島の我が家着の予定である。
今日は広島は「フラワーフェスティバル」の初日でもあるので、
昼からはそっちに行きたいと思っている。

まずはR2のなれた道を走る。もちろん一人だ。
阿品の駅(広電)までは別に何もなかったが、何を血迷ったのか
ナタリー(遊園地)のほうへ出てしまって、R2と電車道を隔てて別れてしまった。
先を行くと行き止まりである。「仕方がない。やるか」と担ぎで電車道を渡り
R2に出る。快調に飛ばして、宮島を抜ける。最近は来ていない懐かしい道である。
昔はチチヤス(牧場)に行くのによく通ったけれど。
軽い峠(坂?)を越える。そこにチチヤスへの入り口があった。
ここからは見慣れない道である。
「待てよ。5〜6年昔、車で下関まで行ったことがあるな」と思いだし、
かすかな記憶をたどる。もちろん、自転車で走るのは初めてである。
書き忘れたが、井口の駅(広電)で真っ赤なロードに会い、あいさつをする
(サイクリストどうしのあいさつは礼儀である)
それからは当分サイクリストには会わなかった。
大野町に入る。海沿いのきれいな道を快調に飛ばす。
しかし、車の量が増えてきたようである。
そこから岩国に入るまでは同じトラックが横にいたから、車の流れは遅いようだ。
ここでは時計をよく見ていないので時間がよくわからない。
岸の向こうに煙突があって、灰色の煙をはいていた。
その煙を見ながらトンネルに入る。とても短いトンネルだった。
けっきょく、トンネルはこの1つだけだった。

大竹市に8時00分頃入る。「なかなかいいペースで走ってるな」と安心する。
8時15分、1時間経過。くしくも県境を越えて山口県に入る。
このあたりのコンビナートは頭のすみに残っているものと一致するようだ。
岩国市に入る。錦帯橋へのカンバンを見つけ、R2にのって岩国駅を越える橋を渡る。
分かれ道があった。左は駅前方向、右はずっと道が続いている。
どっちに行っていいのかわからず、かどのたばこ屋のおばさんに聞く。
親切な人で詳しく教えてくれた。おばさんありがとう。
おばさんに教えてもらった通り右へ折れ、ひた走る。
しばらく走ると峠(坂)があった。かけおりるとまた分かれ道だ。
左は欽明路という有料道路で、右は橋への道だった。右に折れひた走る。
途中でやっとサイクリストと出会った。これも真っ赤なロードだった。
あいさつをかわし、走っていると川が見えてきた。
そのうち、あの美しい橋が見えてきた。
8時45分、錦帯橋へ着く。予定より30分早かった。マイペースの速さを知る。
近くの売店でバッチとジュースを買い休けいする。

9時30分、橋を出発。来た道をひたすら戻る。岩国駅の近くの分かれ道を折れ、
岩国駅で記念に入場券を買う。例のたばこ屋を見ながら元の道へ戻り橋を渡る。
「さあ、これからだぞ」ひたすら走る。やはり帰りはきつい。
例によって腰いた病がおそってきた。「負けるものか」ただひたすら走る。
ず〜と走り、大竹をぬけ大野に入る。ここらが一番苦しかった。
心を無にしてペダリングに集中する。朝はハダ寒かったが、今はもう暑く
汗で服はびしょびしょである。それにしてもはらがへったなあ。
ただひたすら走り、なれた道に入ってくる。五日市あたりの吉野屋で
牛丼の大を食べる。あつくて、食べにくかった。
満足して、また走りはじめる。そこからは苦しくなかった。
11時30分、食事などのロスがあり2時間で到着。非常に満足したランだった。

服を着がえて今度はゆっくりと平和公園に向かった。
すぐ近くのサイクルショップ「F」に行く。店長のTさんと話をする。
1時間30分で走ればたいしたものだと言われ、うれしく思った。
でもはっきり言ってファストランではなかったので、もっと速く走れるはずだ。
例のごとくアイスコーヒーを飲む。
(Tさんはコーヒーを飲ませてくれる。僕はここのじょ〜れんである)
この前の音戸へのランの時ほどはつかれなかった。
楽しく、充実したランだった。

☆全走行距離-----約90km
☆費用----------780円
☆車種----------ハイテンスポルティフ

                        (THE END)
                            By Hiroyuki.I

(了)



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