タハハッ!なつかしい話!


#4 「サクラ巻き組が行く!その4(縄張り拡大!大作戦の巻)」

サクラ巻き組は、毎日爆破をしているわけではなかった。
たまには、爆破以外の遊びもしていた。たとえば、そう・・・。

抗争である!

隣町に、野球をするのにちょうどいい公園があった。
(野球といっても、プラバットに軟式テニスのゴムボールを使うやつである)
この公園は隣町との境にあって、そこで野球をするためには場所の取り合いが必要であった。


土曜の放課後、おれ達はいつものように家に帰って、テレビで「吉本新喜劇」を
見てからその公園に集合した。
するとそこにはすでに、隣町の小学校のやつらが野球をしていた!

「おい!ここはおれ達の縄張りだぞ!」

気の強いけんじは、すでにすっ飛ばしていた。
そう言われると、相手もだまっちゃいない。

「やるか!」

「おう!」

おれ達は30分後に、再び集合する約束をしてその場を離れた。
各自、家に帰って武器を持ってくるのだ!その武器とはもちろん・・・!

銀玉鉄砲である!

銀玉鉄砲で、隣町のやつらと戦争をするのだ!
すでにおれ達は、やる気十分であった!
(さすがにサクラ巻きやロケット花火は使わなかったが)

各自それぞれ、思い思いの格好で集まった。
普段は半ズボンの連中がジーパンをはき、厚手のジャンパーを着ていたり、
(当時は、冬でも長ズボンをはいていると根性が無いと言われていた)
段ボールで作ったよろいを着ていたり。かなり気合いが入っていた。

おれ達は、それぞれ公園の端と端とに別れた。
何人かの仲間が助太刀で集まって、20人対20人ほどの人数になっていた。

この抗争のルールは単純である。相手を皆殺しにすれば勝ちなのだ。
もちろん。殺す!というのは、泣かせるか、まいった!と言わせることであるのだが・・・。
おれ達と隣町のやつらは、お互いに公園の端と端に別れた。

そのとき突然、けんじが叫んだ!

「いいかー、始めるぞー!」

「おう!」

「よーい、ドン!」「わー!」

おれ達は、お互いに一斉射撃を開始した!
公園の端と端から、ジグザグに走りながら銀玉鉄砲を乱射して攻めていく!

案の定たかしはすぐ敵の餌食になり、泣かされたようだ。
好戦的なけんじとまさしは、激しい動きで玉をよけながら、敵陣深く進入していた!
しんじは、慎重に滑り台の陰からスナイパーのごとく遠隔射撃をしている。

「いててて!まいった!」「ぎゃー!」「ちくしょう!えーん!」

公園の至る所で、阿鼻叫喚の声が聞こえてくる!
俺といえば、滑り台の上に陣取り、近づいてきた敵に集中砲火を浴びせ撃退していた。
弾薬は十分にあった。

そして、この長い戦いは夕方まで続いた・・・。
しかし、あたりまえだが一向に決着はつかなかった・・・。

結局、残った双方の話し合いで、野球で決着をつけることに落ち着いた。

その後日、野球対決で我々が大勝ちしてこの公園は我々のものとなった。
最初からそうすればよかったのに、バカな話である。

とは言いながら、性懲りもなく隣町の奴らが野球をやっていると、
またまた無意味な抗争を始める我々であった!

それでも・・・!さくら巻き組は行く!(つづく)


タハハ度(5点満点で) 2点!



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